LAUXESのSRS(性別適合手術・性転換)お申し込みの流れ

新条の自力でSRS体験記 その1

2005年3月13日~27日

この度、タイのヤンヒーホスピタルで胸と子宮・卵巣の除去手術を受けました。
出発から術後の経過を記録していきたいと思います。

3月13日(日)タイへ出発

成田から18:35発のノースウェスト航空直行便でタイへ向かう予定です。

チケットカウンターに向かうのに、アメリカの航空会社利用の人だけ厳重な荷物チェックをされました。

これが厳重なんて優しいものじゃなく、機械類は全て電源を入れられるし、袋という袋、ポケットというポケットを全て開けて見られます。(この際刃物類を持っていたら届けでなければならず、私の場合消毒用オキシドールでさえひっかかりそうになった)

また、かなり長い時間かかりますので、集合時間がある場合は前もって入ることをオススメいたします。(一人あたり15分程度かかる)

しかも調べながら、

「すいませんねぇ」

と言いつつこちらがドギマギしてないか目の動きを異様に追ってくるのがかなり不愉快!!
テロの警戒のためとは言いつつもやはり気持ちもいいものではありません。
向こうも気をつけてくれているとは思いますが、開けっぱなしのポケットなどもありましたので後で必ずご自身でチェックされるべきかと思います。

ポケットなどが開いたまま手荷物預けると最悪なことになりそうです。

(アメリカ行きの場合現地でも同様のチェックがあるらしく、ここでカギをかけると情け容赦なく壊されるそうです) ちょっと不安な気持ちになりつつも集合時間のこともありますので、チケットカウンターへ向かいます。

 

パスポートを渡し、航空チケットを受け取り名前を確認して下さいと言われます。
(名前が一字でも違うと乗れないそうで)
英語表記の名前の後につく、「Mr」と「Ms」(女性・男性の意)が名前のすぐ後にスペースもいれず、すぐ「Ms」となっていたので

「ん?!」

みたいな感じになっていると、係りの方が

「失礼ですがもう一度パスポートを」

と言われました。

国内線の場合「Mr」と「Ms」のチェックは結構いいかげんな場合もあると聞くのですが、やはり国際線では結構ウルサイのでしょう。
まぁ、大事にはならず、 手荷物を預け空港内をウロウロしていたら、この度同行してくれる同僚と無事出会いました。

後は飛行機に乗り込むだけとさっそく出国風景から撮影開始。

 

成田の風景を撮りつつ、心配しているであろう家族に電話しました。

出国ゲートの方に進み、長い列に並んだり、同僚とおしゃべりしたりしていたので、手術を受けると言う実感はどこへやら、ただ普通に旅行に行くような感覚でそのままフライト。(チェックインがバラバラだったため席が離れ過ぎていたのでチェックイン時に隣同士に交換してもらう)

管制塔からのOKサインが出ないとの事で離陸がかなり遅れ、いざ飛び始めてからも気流が悪いらしく到着がかなり遅れそうとのアナウンスがありました。

私はノースウェスト航空を利用するのは初めてだったかどうか定かではないのですが(なんせホルモン注射をはじめた10年前より海外へは一度も出ていない)

「ちょっと揺れるよ」とか

「高度下げますよ」とか

機長がとにかくウルサイ!!

確かにかなり気持ち悪くなるぐらい最悪なフライトではありましたが、そこまでイチイチ言わなくたってというぐらいアナウンスが入っていました。

 

日本からタイ方向は完璧な「向かい風」らしく、行きと帰りでかなり時間差が出そうです。そうこうしているうちに機内食タイムです。
私は魚ゴハン、同僚はチキンヌードルを選択しました。
どちらを選んでもまぁまぁ食べれたようです。食後に入国カードを配られて記入。

安定してるなぁ~と思えば、強い揺れ。このまま落ちるか?!というのが続いたかと思えば安定飛行となかなかリラックスができない7時間半のフライトでしたので、ここでも手術に対しての思いを馳せる余裕無しで無事ドンムアン空港に到着しました。

遅れたのもあり、既に時刻は夜中の12時過ぎ。(日本時間の真夜中2時過ぎ)
二人ともホッとしながら飛行機を降りた第一声が

「やっぱアツ~イ!!」

なんとも首にまとわりつくような湿っぽいアツサです。

ここで同僚がトイレに行ってみました。
出てくるなり

「紙がない&フラッシャー(で良かったかな?)を押しても水量が少ない&小型シャワーがついていてあれで便器を洗えということなのか?」

などなど疑問点がいっぱいです。
ガイドブックによると、拭いた紙は流さずクズ籠にとは書いてありますが(アジア圏ではこういった国は多かったような気がする)シャワーをどう使ってとか細かく書いてありません。

 

とりあえず両替をし、入国カウンターに並び、手荷物を取り、税関を通り(税関と言ってもこの時は人がいるカンウターがあるだけで全くの素通りだった!!)外に出ました。

タイ一歩目の感想は

 

「これぞ、東南アジア!!」

 

と言う感じで、
ちょっと暗く(夜中だから当たり前)
ネバッと暑く、
出迎えの人のすごい群れと、
ホテル予約受け付けの人の押しの強さに、
思わずニヤニヤしてしまいました。

 

私達の場合在タイの方にホテルを予約してもらっていたので、とりあえずその方に電話連絡をしてみることに。
初公衆電話でしたが、コインを入れてそのまま普通にかかります。しかしこの際相手が携帯電話だとあっという間にコインが落ちて終了となってしまいますので、5B硬貨を入れましたらボチボチしゃべれました。

まずここでの移動手段なのですが、着いた時間も時間ですし一般タクシーの場合英語が通じない場合もかなりの確立であります。宿泊予定のホテルがかなりメジャーであれば問題も無いのかもしれませんが、バンコク市内だけでも他の国とは比べられないぐらいの様々なホテルがあるようで、運転手が予約を入れたホテルを知っているとは限りません。(ホテルの送迎がある場合は別)

私達がもらったアドバイスは「どうせ600~700Bとかなのでハイヤーに乗った方が良い」というものでした。

空港内のインフォメーションカウンターに行って、行きたいホテルの場所を提示するとそのカウンターの女性がハイヤー乗り場まで連れて行ってくれてその場で料金を払い無事ハイヤーに乗ることが出来ました。

陽気なおじさんのボロいベンツに乗ってホテルに向かいますが、とにかくバンコクの運転怖い・・・
飛ばすわ、車線変更や車間は適当だわ・・・
でなかなか生きた心地がしません。

まだ私たちが乗ったハイヤーはご年配の運転手だったのでマシなほうだったらしく、後日もっとクレイジーな運転手多数と遭遇しましたが・・・

信号が一応あるのですが、どういった法規なのかいまいちわからず、左折は赤でもOKなのかバンバン曲がっていきますし、赤信号でも止まって待つ方が少なかったり・・・・・

1回の信号の時間が日本に比べて非常に長く感じましたのでみんな止まりたくないのかなと思いました。

 

私達が予約してもらったホテルはスクンビット通りにあるホテルでしたのでおじさんの話によると約40程度でつく予定とのことでしたが、30分かかったかなぐらいで到着。

無事チェックイン。

自分の部屋に入ったのが既に2時ぐらいだったでしょうか。あまりにお腹が空いていたので近所のセブンイレブンに行ってみました。

道路の反対側にあるセブンイレブンに行きたいのですが、横断歩道はあるものの歩行者用の信号がない!!!
夜中だとせいもあるのでしょうが、車は高速道路かってぐらいかっ飛ばしていますし、道路脇に立ってるとタクシーが乗せようと止まっちゃうしで、もうアセアセ。
しかも歩道と車道の段差が日本じゃ考えられないぐらい高いのです。

急いで渡ろうにもどうしても

「ヨッコラショ」

と時間がかかってしまうのですごく緊張。この国のお年寄りや、体の不自由な人はいったいどうしているのでしょうか?! まぁ私がこの国の福祉についてあれこれ考えてもしょうがないのでとりあえずお買い物。 あまり大きくない店舗で客は私達だけでしたが、日本のセブンイレブンと違って、セルフサービスのジュースやコーヒーなどのコーナーがありました。

結構日本語で書かれているポテトチップなども多く、日本メーカーの商品も数多く見受けられます。タバコや日用品、ジュースお菓子インスタント食品など品揃えもそんなに変わらない感じです。(肉まんやおでんはありませんが)

 

一つ気になったことと言えば、日本の深夜のコンビニでは女性スタッフを見ることは無いような気がしますが(私だけでしょうか?、労働基準法の問題で残業などでは無い場合の深夜勤務はうるさかったような気がします)こちらでは二人とも若い女性が店番をしていました。あまり人通りも多くなく大丈夫なのかしら?と思いつつ初買い物をすませホテルに戻り、食べて風呂に入り寝ました。

私の長い長い一日目の終了です。

 

ヤンヒー病院でのFtM手術の詳しい情報はこちらへ