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新条の自力でSRS体験記

 新条の自力でSRS体験記 その5

この度、タイのヤンヒーホスピタルで胸と子宮・卵巣の除去手術を受けました。
出発から術後の経過を記録していきたいと思います。

3月16日(木)タイ滞在4日目・手術後2日目

術後2日目です。
朝6時にはいつも通りナースがやってきて、薬やら血圧・熱などを測ってくれます。

そして今朝はとうとうバルーン(尿バッグ)がとれました。ゆっくりバルーンの中の水を抜いています。過去に体験した方の話によるとみなさん、抜くときにカウントダウンをされてそれがすごくイヤだったのと、結構痛いとのお話。
内心緊張しながらその時を待ちます。水を全て抜き終わったのか、管を持たれています。いよいよカウントダウンがくるか!!と思いきや、そのままゆっくり抜かれてしまいました。

ん~拍子抜け・・・・

というか、一瞬痛かったですが、別になんともなく終了。
なんか少し回復したような気持ちになります。

朝ゴハンはおかゆ。
味がありません。

日本の醤油の感覚でオイスターソースがついてきているのですが、なんか使う気になれません。ここでも2時間くらいかけてどうにか全部たべきります。
ここら辺で食べ物が体内に入ってきたのと、麻酔後の影響のせいか、ガスでお腹がパンパンになってきます。
しかもこのごろになるとじっとしてるぶんにはそれほどキズも痛まないのに、腸内をガスが移動する時に、

「来る来る来る、ピキーン!!」

という感じでお腹がとにかく痛い。
最初あまりにもお腹が張るのと、あまりの痛さにガスだと気づかず、内出血でお腹がパンパンなんじゃなかろうかと思ったぐらいです。
先生の診察によるとガスとのことで、ここからお薬を処方してもらえることになりました。

食事をしてある程度たったらトイレに行きたくなります。 とりあえずナースコール。
歩いて行かなきゃいけないので、起きあがらなきゃいけないのですが、力の入れ具合がわかんないし、痛いしで起きあがれません。
二人がかりで起こしてもらい、ペインフリーの点滴片手に「初自力」オシッコ。

もう痛ったい!!!

腹筋がつかえないのが結構つらいですね。
そしてなんでこのタイミングという感じで日本から携帯に電話。
トイレの中で手短に会話終了。 終わってベッドに戻るのがまた一苦労。

よじ登るのも痛いし、横になるのも痛い。
終わった時にはぐったりとしてしまいました。
普段なら私の場合トイレの間隔はそんなに短いほうではなく、回数も決して多くはないのですが、とにかくマメに行きたくなるし、また出るのです。 お腹を縫っててガマンができないのか、何か利尿作用のある薬が入っているのか特に午前中は1時間置きにトイレに行きたくなります。
何度か苦しんでいるうちに、なんとなく力の入れ加減がわかってくるというか、そんなに苦痛ではなくなってきました。
しかもお昼には点滴もはずれ、私につながっている管は廃血バッグだけになったので、もう一人で勝手にトイレに行けるようになりました。 まだ体を起こすと頭がフラ~~ッとはしますが、なんとなく快方に向かってるような気もしてきます。
寝たままでも足を動かしたりもできるようになってきましたし、またたくさん動かしなさいと言われて、ベッドも起こされてしまいます。

そして昼食。
もう普通の食事です。私は入院時にアメリカンフードとタイフードが選べて、アメリカンフードにしたはずなのですが、なぜか毎食タイフードが出てきます。
『まぁいいか』と思いつつ、なかなか食が進まないのでここでもある程度食べ終わるまでに2時間くらいかかってしまいます。
このヤンヒー病院では朝・昼・晩の食事以外に2時ごろおやつも出ます。
だいたいフルーツと小さなパンやゼリーなどに飲みものといった感じでしょうか。
まだまだ食欲のわかない自分としてはフルーツだけは食べやすかったので良いのですが、2時間かけて昼食を食べたと思ったらすぐおやつ、しかも夕食は4時過ぎには来てしまうので、本当にずっと食べっぱなしの状態です。 なるべく残さないように食べようとは思うのですが、なんせ元々の量も多いので入りきりません。 4時頃持ってきてもらって5時過ぎ頃に食べ始め、食べ終わるのが9時過ぎなんて感じでした。

ほんと、入院って食べるのが仕事ですよね。

食事の内容的にはおかず2品、スープにおかゆもしくはごはん、タピオカなどのデザートにフルーツといった構成が多いですね。
ただここでビックリしたのが、
野菜炒めのようなおかずがとにかく辛い!!
さすがタイ!!
病人にこんな辛さ食わせて平気?というぐらいの辛さです。私は辛いのにそれほど弱いほうではないのですが、これはさすがに食べきれません。
残してしまいました。
食べ終わるともうぐったり。うつらうつらしながら寝てしまいました。

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