お客様体験記
CUSTOMERS TESTIMONIALS
【MTF】SRS体験記 〜スポーンクリニック〜
■ 【MTF】SRS体験記 その7 〜スポーンクリニック〜
7日目
ベッドに仰向けで寝る以外、ほぼ何もできません。
寝返りをうつのも一苦労です。
痛みは各種薬によってそうでもありませんでした。
しかし術後の痛みの感じ方は人それぞれだそうで、痛くてどうしようもないという方もいるそうです。
そんな時に役に立つのが『モルヒネスイッチ』。
気が付くとベッドの横に見たこともないような機械が設置されています。
これがペインフリーのためのモルヒネ注入装置。
手元にはその機械からコードでつながった緑色のボタンがあります。
ちょうどナースコールみたいな感じ。
痛みがひどい時はそのボタンを押します。
すると点滴の管を通ってモルヒネが注入されるシステム。
15分に一回押せます。
モルヒネというと幻覚が見えたり気分が悪くなったりなどちょっと怖いイメージですが、私の感想としては
「…ちゃんとモルヒネ入ってる?」
という感じでした。
痛みがやわらいではいたので効いていることは間違いないはずです。
しかし特にそれ以外の変化は感じられず。
天井にしっかり固定されているはずの黒いネジが動いて見えたのはモルヒネが原因かと思われますが、それくらいです。
ガンガン使っても問題ないかと思います。
どうせ15分経たないといくらボタンを押したところで次のモルヒネは入ってきませんので。
覚えている限りでは私はこのボタンを合計7回押しました。
人生初体験のモルヒネは感想に困るくらい特に思い出に残らないものになりました。